勝間和代さんの『勝間式超コントロール思考』を読んでいます。
表紙扉には
自分が思っているよりもずっと世の中は柔軟で意外とけっこうな範囲までコントロールができます。自分の周りをイメージ通りにデザインする。それを習慣化するのです。
とあります。
同じ環境に置かれていても、
得られる情報や気づきは
人によって異なります。
わたしが日頃
「そういうものだ」と思ってきたことでも、
勝間さんなら
「それってストレスだよね」「不便だよね」
と気づき、考え、
「なぜそのようなことが生じたのか」、それについて「自分が働き掛け、コントロールができないか」という思考をスタートさせる (p.59)
ことになるのです。
この数カ月間、
『勝間式 超ロジカル家事』や
『勝間式 食事ハック』を読んできて、
わが家の家事や食事は
大きく影響を受けました(特にキッチン)。
勝間さんの本が、
気づきや
取り組み方を見直すきっかけ、
改善策のヒントを
与えてくれるからです。
今回手にしている
『勝間式超コントロール思考』。
まだ序章と第1章を読んだだけですが、
今回もたくさんの気づきを与えてくれています。
第1章は、
「仕事をコントロールする」。
わが家には男の子2人と女の子2人の
4人子供がいます。
この第1章には、
女性が働くことについて
今まで何となくぼんやりと思ってきたことが
非常に明確に言語化されていて、
娘たちにこんな感じで伝えたらいいのか!という
言葉を与えてくれました。
一部を引用してご紹介します。
現代においては、男性よりも女性の方が仕事のコントロールについては難易度がどうしても高くなります。その理由のほとんどは、出産と育児にあります。出産と育児、それに伴う家事の負担は、どうしても女性の方が大きくなるので、仕事との分量のコントロールを積極的に自分でデザインしていかないと、どちらも溢れかえってしまいます。
分量コントロールのデザインに手を付けないままで見切り発車をすると、「仕事はフルタイムの男性並み」「育児家事は専業主婦の女性並み」という大変な荷重労働の状態にどうしても陥りがちになります。当然ながら、自分に余裕がなくなり、コントロール権を失うことになるわけです。だからこそ、女性は積極的に仕事のコントロールに気配りすることが絶対に欠かせません。(p.72より)
わたしは次女の育休が終了したら、
仕事に復帰します。
仕事も家事も育児も
「がんばります」ではなく、
「大丈夫、何とかする」でもなく。
夫や子供たちには
結果だけ見せて
いい妻、
いいお母さんと見せたい気持ちは大きいけれど、
どう考えて
どう試行錯誤しているのか、
どうコントロールをしようとしているのか。
特にふたりの娘たちに
見せていきたいと思います。
残念ながら、社会の中では女性に対する意識的、無意識的な不平等はまだまだたくさん存在します。
(中略)
例えば、同じぐらいの実力がある男女の場合、女性が謙虚な態度をとっていると、男性に比べて「仕事ができない人」と無意識に判断されるケースが多くなることがわかっています。逆に、女性がリーダーシップをとって仕事の主導権を握ろうとすると、今度は「怖い」とか「女性のくせに生意気」という印象を与えてしまうのです。これを「ダブルバインド」(二重拘束)と呼びます。
(中略)
女性と働きなれていない人たちが持つそういったダブルバインドについては、日本の社会の過去数十年の蓄積を基に成り立っている認知ですから、残念ながら、わたしたちが変えることは不可能です。では、どうやって女性はダブルバインドに対応していけばよいかというと「女性に対してゆがんだ認識を持っていない人たちが集まっているところ、持っているとしても組織がそうしたゆがみを許さないところ」で働くのが、一番シンプルな解決法ということになります。(p.75~76)
わたし自身を振り返って考えると、
幸運にも
「組織がゆがみを許さない」
職場で働けています。
しかし、他の職業や組織と
意識して比較検討した結果ではありません。
本当に運が良かったのだと思います。
息子たちにももちろん必要な視点ですが、
選択・判断する際に女性として欠かせない点として、
意識的に比較検討した方がいい点だと
娘たちには特に伝えておきたい。
第2章以降も、
「お金をコントロールする」
「家事をコントロールする」
など、関心がある内容が続きます。
赤ちゃんの次女がお昼寝したら
どんどん読もう。
勝間さんの思考を辿れるのが
とても楽しみです^ ^。
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