長男の前歯が、欠けました。
何ヶ月か前に友達とぶつかって一度欠け、歯医者で治してもらったところです。
寝ている間に強く噛み締めたのか、治してもらった部分が、また欠けてしまいました。
する必要のなかった、嫌な顔
朝食を準備する横で、長男から「なんか、歯が変」と聞いた時、私は顔を曇らせました。
歯が欠けて、いちばん困り、嫌な思いをしているのは長男本人なのに。
「どれ、見せてごらん」と、すぐ優しく言ってあげることもできたのに。
その前に一瞬、「また病院通いになる」と思い、それを嫌な顔として出してしまったのです。
ここ1ヶ月、検診や治療で、毎週のように眼科や耳鼻科にかかっていた長男。ここにきて今度は歯医者にも?と思ったのです。私の渋い顔を、長男は少し悲しそう顔で見ていたと思います。
長男への、「良くない甘え」
他の病院に行っていない時など、タイミングが異なれば、優しい対応ができていたと自分で分かっています。
通勤途中の電車の中で、これは長男への、私の「良くない甘え」だと反省しました。
反抗期に入る前の、親が無条件で大好きな時期の子供。
そんな時期の長男にだから、「大丈夫?」と優しく反応する前に、嫌な顔を見せたのです。
すでに起こってしまったことに対して私が嫌な顔をしても、何もならない。そればかりか、長男が悲しい思いをするだけなのに。
親が子供に向ける嫌な顔、嫌な言葉は、親の「良くない甘え」だと思います。
そんなことを思いながら、子育てしている自分自身が、まず親としてもっと成熟したいと考えた一日でした。
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