久しぶりに、夫とランチに行きました。
向かったお店は、イタリアン。
以前に一度ひとりで行ったことがあり、
美味しいし、落ち着いた雰囲気もいい感じだから、
今度は夫と来ようと思っていたお店です。
長男と長女は別用があったため、
夫と私、1歳半の次男の3人でランチ。
夫とランチに出るのは久しぶりで、足取り軽くお店に向かいました。
ところが。
お店についてしばらくして、暗雲が立ち込めます。
お料理は、前回と同じく美味しい。
けれど、美味しいお料理を作っているキッチンで、
シェフがホール担当を叱責する声が聞こえるのです。
そのお店は、路地裏にあるこじんまりとしたイタリアンです。
キッチンとホールが一人ずつ、ふたりだけでお店を回しています。
キッチンにいるシェフは前回の時と変わりませんが、
ホールは人が変わったのか、曜日担当制なのか、前の方とは違っていました。
今回は、素人の私が見ても、
アルバイトかな?と感じる雰囲気の、年若い女性。
そのホールの方が、私たちがいる1時間ちょっとの間に、
色々とミスをしてしまった模様でした。
私たちが座ったテーブルは、キッチンのすぐ横でした。
シェフが機嫌の悪い声で、彼女を叱責するのが聞こえます。
その料理はあのテーブルではなくて、そっちが先だっただろう。
まだドリンクを出していないのか?
こっちだと言っただろう、そっちじゃない!
そして、おそらく彼女の役割であろうコーヒー抽出も、
タイミングを見かねたらしいシェフが、
エスプレッソマシンを動かしながら舌打ち。
さらに、彼女が間違えてしまったおつりを正すために、
お客を前に、苛立ちを前面に出してレジ打ち。
ただでさえキッチンフル稼働な忙しいランチタイムに、
ホールの仕事までしなくてはならない。
苛立ちを感じるのは致し方ないとは思います。
それでも、こじんまりとしたお店ながらがんばっているなあ、
応援したいなあと思っていた気持ちは、
私の中で小さく、小さくなってしまいました。
お店側のこのようなやり取りを、私以上に夫は好みません。
せっかく楽しみに来たお店でしたが、
このお店に夫と一緒に来ることはもうないだろうなあと、
とても残念な気持ちでお店を後にしました。
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