一歩先を歩くひとを知っている、幸せ。
わたしが「おしゃれ」を
意識するようになったのは
とても遅く、
大学生になってからです。
初めての一人暮らし、
アルバイト代を手にして
親の目を気にすることなく
自由に選ぶ洋服。
おしゃれって楽しい。
そう気づいてから
光野桃さんの本に巡り合えたのは
本当に幸福なことだったと思います。
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『おしゃれの視線』、
『私のスタイルを探して』。
光野さんの本を読みながら、
ファッションとは
ただ好きな服を身に着けるということではなく
自分の生き方、
自分から滲み出るものを
「表現するもの」なんだと知りました。
40代に入ったわたしが
今 手にしているのは
60代になった光野さんが書いた
『白いシャツは、白髪になるまで待って』(幻冬舎)。
若い頃から変わってきた体形、
肌の質感、
全体的な雰囲気。
近い将来
身に着ける衣服を考え直すことが
あるかもしれませんが
少し先を歩く
光野さんが紡ぎ出す文章があれば
迷うことはないように感じています。
いくつか
心に響いたフレーズをご紹介します。
好きだと思っていたものが変わってくる。何が好きなのか、わからなくなってくる。おしゃれ停滞期によくあるそんな症状を解決するのが、ワードローブ整理。そこには「好み」の原点が眠っている。 p.28
気に入った質感を肌に覚えさせ、肌が深く息づくのを感じてみる。軽く、優しく、やわらかい。そんな質感の快楽こそ、いまわたしたちに必要な、おしゃれの醍醐味なのだ。p.11
白髪のひとが、明るくクリアな色のストールやアクセサリーとともに着こなす白シャツ。これから憧れられる、大人スタイルの代表になり得ると思う。 p.23
歳を取ったら、上でも下でもなく水平のまなざしで行きたい。そのまなざしの、熱くも冷たくもない、いわば人生の適温が、大人のおしゃれの気品をつくる。p.157
少し先を進むひとがいる幸せ。
これからも光野さんの本は
わたしのファッションに
気付きや影響を与え続けてくれるはずです。
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