宇津木式とは、対極的な美容法だとは思います。
神崎恵さんの新刊を読みました
『大人のための美容本』。著者は、神崎恵さんです。
神崎さんといえば、今までも美容系の本を数多く出版している美容家。
雑誌でも、特集が組まれているのをよく目にします。
この本。読み進めると、これでもかとばかりに、たくさんの化粧品が出てきます。
アイクリームや美容液、コントロールカラーやコンシーラー。
宇津木式を取り入れている私にとっては、もう手放したものばかり。
そして、これからも手にしようと思わないだろうものばかりです。
何も使わない宇津木式とは、対極のように見える。
それでも、この本は学ぶべきところが多い本だと感じました。
宇津木式を取り入れてはいるけれど
4か月ほど前から、スキンケアには宇津木式を取り入れています。
私はもともと化粧品をあまり持っていませんでしたが、
宇津木式にしてから、ますます化粧品が減りました。
神崎さんの美への取り組み方とは、ずいぶん違います。
それでも学んだこと。
それは、40代以降の、美への向き合い方。
自分をよく観察することが大切、だということです。
『大人のための美容本』は、読めば読むほど、
神崎さんがいかに自分自身を観察しているかがよく分かります。
例えば、歯や歯茎。
わたしが大きな変化を感じているのが歯と歯茎。歯茎の色はくすんだように思えるし、ハリや弾力もなくなってきた。疲れているときや寝不足の日には、歯茎がむくんでいることもある。歯も長くなったような気がするし、歯間も広くなってきたように思える。きっとこれは、歯茎が少しずつ後退しているせい。(p.61)
他には、顎の長さでも。
体の重心がずれ、ねこ背になる。そうすると顔が肩にのるようになって首が短くなり、顎が前に出てくる。これは、数年わたしが痛感していることのひとつ。数年前と比べて、確実に顎が長く、前に突き出し始めている。(p.31)
自分の顔や体が、数年前とどのように変わっているか、説明できる。
日頃からよく自分を観察している人だけが、できることだと思います。
普段、鏡をちらっと見るくらいの生活では、ここまではできない。
そして、鏡を見ていないうちに、
「私ってこんな顔だった?」と自分に愕然としてしまう日が来るのだと思います。
心に響いた言葉たち
読み進めながら、影響を受けた言葉がたくさんあります。
キレイに年をとりたい。
豊かで温かい人生を歩んできたということが透けて見えるような、「年をとるほどいい感じだよね」と自分でも思えるような顔。(p.20)
これからの自分を思い描いたとき、もっと「自分の素」というものと向き合いたいと思った。そして、着飾ることではなく、シンプルにキレイになりたいと思った。いろいろな部分がゆるんできたのを見て、その思いに気がつくことができた。(p.182)
お嬢さんとかお姉さんとか、おばさんとかばばあとか、そんな区切りはどうでもいい。ただわたしたちはいつだって、そのときそのとき、いちばんキレイな自分でいたいだけ。(p.231)
「顔のパーツを生まれ変われせるのは頭皮とマッサージ」
「お金をかけるべき場所は口元の清潔感」
「年々大きくなる鼻を小さくする」
「白髪と楽しくつきあう方法」
など、つい目をうばわれるフレーズも多い中、
私がこの本から特に得たと思えるのは、美への姿勢と覚悟。
化粧品を使っている、使っていないは関係ない。
自分を大切にしていくこと。
自分を大切にし、よく見つめている人は、美しい。
あと数年で40になろうとしている私にとって、
今読んでおいてよかったと思える本でした。
美容の記事が、たくさんあります。
シンプル・ミニマルライフの美容と健康
スキンケア
+++ 美容ブログ +++
オーガニック・ライフスタイル
ランキングに参加しています。いちごの写真のクリックで、応援いただけると嬉しいです^^
こちらも応援、よろしくお願いいたします^ ^