最近、佐治晴夫さんの本をよく読みます。
佐治晴夫(さじ はるお)さん
略歴を読むと、
ご活躍の範囲の広さに驚きます。
- 理論物理学者としてNASAのボイジャー計画に関与
- 松下技研の主幹研究員として、松下幸之助氏のもと数々のヒット商品を開発
- 丘のまち・美瑛・美宙(MISORA)天文台台長
- 宇宙研究の成果を平和教育に生かすリベラルアーツ教育の実践を目指す
- 小中高校にてピアノやパイプオルガンを弾きながら、宇宙やいのちの授業を行う。これまで回った学校は650校以上
宇宙を愛し、音楽を愛する。
佐治さんの活動やその言葉からは、
いのちや平和、美しいもの、
そして次世代を担う子供たちへの愛を感じます。
心に響いた言葉たち
今回読んだのは、
『ぼくたちは今日も宇宙を旅している』(PHP)です。
この本は、
生きるということ
いのちが尽きるということ
病気になってわかるということ
育てるということ
自分とは何かということ
など、全部で9章から成り立っています。
今のわたしには、
生きるということ
いのちが尽きるということ
育てるということ
に、響く言葉がたくさんありました。
第4子を出産したばかりの今の自分。
自分自身や家族、
実家や義実家の親のことなど、
じっくり考え、
見つめたいテーマだからなのだと思います。
生きるとは、毎日毎日、新しい自分で死ぬまで生きるということ。(p.18)
からだを構成する数十兆の細胞の内、数千億の細胞は、一晩で入れ替わります。
ということは、昨日と同じ自分は、もうどこにもいないということです。
何回でも新しい自分になれる。
毎日毎日、新しい自分。(p.19)
これまでがこれからを決めるのではなく、これからどう生きるかによって、過去の価値は新しく塗り替えられるのです。
未来が過去を決める。
これからがこれまでを決めるのです。(p.21)
亡くなっていく人の前では、決して悲しんではいけません。
ただただ、たくさんの感謝の言葉を伝えなさい。(p.32)
子どもたちには、「世の中こんなに大変だ。これから生きていくのは本当に大変だよ」ではなく、「大変な時代だけれど、ここをなんとか切り抜けるとね、必ずすごいことが待っているよ」と言ってあげたい。人間にとって、生きていくために必要なものは希望です。(p.89)
自分自身が子供だった時よりも、
よほど速い流れで変化していく現代。
そんな中で自分を見つめ、
子供たちに向き合い、
どう生きるか、
生きていきたいかということを、
暮らしの中で考える日々。
佐治さんの本には、
これからの自分のためにストックしておきたい知恵や言葉が、
たくさんあります。
『ぼくたちは今日も宇宙を旅している』は、
これからも節目節目で読み返すことになる本になる。
そんな予感がします。
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