秋には、持ち物を見直したくなります。
住まいを見直すのにいい季節
涼しくなって、一息。
暑い夏の時期には見ないふりをしていた引き出しや、クローゼット。
もう使わない物が入っている部分を片づける、
心の余裕が出てきたからだと思います。
この時期に心惹かれるのが、
整理収納や住まいに関する本です。
自分と物の関係を見直そう、
という気持ちを後押ししてくれます。
今回手に取った本
広瀬裕子さんの本は、初めて読みました。
『ほんとうに整えたいのは自分自身 手にするもの しないもの 残すもの 残さないもの』(オレンジページ)です。
静かな文体の中に、
暮らし方や物の見方へのヒントが溢れています。
例えば、次のような言葉たち。
整理しているもの、手放しているもの。
それは「もの」ではあるけれど、ほんとうのところ整えているのは「その人自身」ではないか、と、わたしは思っています。
つまり、整えているのは「こころ」と「からだ」であり、生きることそのもの、と。(p.8)
「片づける」。「すくないもので暮らす」。「空間を整える」。
それらは、意識的に、無意識に、生き方をシフトするための準備です。
意識的に進められれば展開は速いでしょう。
でも、たとえ無意識でもはじめれば、結果として「そうなる」。
そして、どちらも、身軽になり、つぎの場面へと移りゆきます。(p.9)
「とりあえず」に囲まれてしまうと、流れるものも流れない。
だからこそ「とりあえず」をすくなめに、と、こころがけます。
これは、習慣だとわたしは思っています。
むずかしいことは何もなく「まよったときは手にしない」「つぎの機会にする」「これと感じるまで待つ」。
そういう習慣、と。(p.16)
日々、生きていれば、自分のなかにつみ重なるものがあります。
落ちこむこともあれば、ちいさな不満や、考えても答えのない心配ごとや根拠のない不安。だれにでもあるものですが、だからこそ、それらがおおきくふくらまないようにすることが、日々の中では大切です。
掃除は、そういったものを、半減してくれる気がします。
すべてが消える、とまでは思いませんが、あまり気にならなくなることがあるのは確かです。
場を整えることは、心や頭の中の整理につながるのかもしれません。(p.43)
自分をここちいい場においておくのは、自分自身を満たす大切なことです。
このここちよさは、どこか別の場所ではなく、日々、自分が暮らす空間でもできることです。
気持ちいいと感じたとき、その感覚をできるだけおぼえておきます。こころがかろやかだったり、すこし高揚していたり。
反対に風ひとつない水面のようにしずかに澄んだ状態かもしれません。(p.74)
さあ、動き出そう
ここに、これは必要?
これ、もう使わないかもしれない。
日頃見ないふり、聞こえないふりをしていた、
そんな小さな心の声に向き合う。
今日もこれから食品ストックの引き出しを見直して、
「小さな違和感」を取り除いていきたいと思います^ ^。
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