つぶやきを受け取りました。
X(旧Twitter)で
わたくし94歳さんをフォローしています。
1929年長崎生まれの
わたくし94歳さん。
わたくし94歳さんの
今日のつぶやきを読んだ後
あまりの衝撃で
一日の間に
何度も何度も読み返しました。
16歳の私は島の軍需工場にいた。原爆が落ちたのは我が家から200mの場所だった。家族は、数日前に機銃掃射にあい、防空壕から出られなくなっていた妹だけが生き残った。焼け爛れた人々と死人の中を歩いて戻った私に「みんな死んだ、みんな死んだ」と泣き叫びながら飛び出して来た妹の顔が忘れられない。
— わたくし94歳 (@Iam90yearsold) 2023年8月9日
戦争の話は
本や漫画で読んだり
映像を観たり
原爆資料館や郷土資料館で
資料を見たりしてきましたが
毎年この時期になると
今からほんの数十年前に
こんな悲惨なことがあったのだと
戦争が急に身近なものとして
目の前に現れ
胸がぎゅっと苦しくなります。
自分の親や伴侶、
きょうだいや子の死を
生きているうちに
見なくてはならないなんて。
そしてその記憶と共に
ずっと生き続けていくことになるなんて。
日本に住む40代の私は
自分や家族の命を
日頃は心配することなく
ああ今日も仕事で疲れた、
今日のごはん何にしようと
そんな日々を過ごしています。
私と同じように生活していたはずの人々が
戦争で命を落とした。
わたくし94歳さんをはじめ
戦争を体験した年配の方々が
ご経験を共有してくれることで
戦争に、
戦争は絶対に繰り返してはならないのだということに
そのために自分は何ができるのだろうかということに
思いを馳せる機会をいただいています。
七人家族だった。父は片方残った門柱に立ったまま寄りかかって亡くなっていた。黒焦げの体、大きく開いた口には瓦礫がいっぱいに詰まっていた。母は廊下で末の弟を抱き抱え、ひとつの黒い塊になっていた。次男は茶の間で小さな塊になっていた。それぞれ焼け残った小さな着物の切れ端で判別できた。
— わたくし94歳 (@Iam90yearsold) 2023年8月9日
このつぶやきを読んで
家族の顔が浮かばない方がいるでしょうか。
戦争は二度と繰り返してはならない。
わたくし94歳さん、
つぶやいてくださって
本当にありがとうございます。
このようなつぶやきこそ
私たちが継いでいかねばならないと
私たちは
決してこのような事実があったことを
忘れてはならないと
心の底から思うのです。
Instagram: berry.kurashi
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