『本当に大事なことはほんの少し』を読みました

ウー・ウェンさんの新刊。

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気になっていた

ウー・ウェンさんの

本当に大事なことはほんの少し』を読みました。

大和書房さんから出ている本です。

本の内容は

毎日すること
食べること
整えること
生きること

という４章立てになっていています。

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ウーさんの料理と言えば

素材の味を活かしたシンプル料理。

少ない材料で

美味しい塩と油でパパっと手軽に

ごちそうから普段のおかずまで。

出版されている料理本を読んでも

その潔さが気持ちよい。

この本には

「自分や家族の健康は家庭料理で作る」

という考えや（大いに共感）、

れんこんのスープ、

大きな肉団子と白菜の煮込みなど

すぐに作ってみたいレシピも

紹介されています。

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さらに

キッチンで気になる部分について。

布巾の使い方を

用意する枚数から洗うところまで、

鍋をどのタイミングでどう洗うかなども

教えてくれています。

料理をする際の

こういう部分を知ることができるのって

とても参考になります。

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片づけ方や物の持ち方も

共感する部分がたくさんありましたが

私がいちばん心揺さぶられたのは

最終章です。

自分ができることは何か。それは自分のからだを守ることです。健康でいられるように日々を積み重ねることです。健康は誰のものでもない”自分のもの”なんです。あなたか持っている数少ない”自分のもの”ですよ。だって考えてみてください。”自分のもの”と本当に言えるのは、ものでもないし、お金でも地位でもないでしょう。どんな時代になっても、どこへ行っても自分についてくるもの。それは自分の身に備わっている健康です。”気持ち”も自分についているものに思えますが・・・気持ちは残念ながら健康に左右されてしまいます。p.191

時間がない、お金もないーーーという状況の中で、物事の考え方も、ものとの付き合い方も、どんどんシンプルになっていきました。あれもこれもといろいろなものに手を伸ばすのは無理だから、本当に大事なものだけで生きていこう。お世辞を言い合ったり、人のうわさ話をする時間はないし、自分の思いや考えを人にはっきり伝えよう。そして、たくさんのものに囲まれるよりも、家族や友達と一緒にごはんを食べたり、みんなで笑いながらおしゃべりする時間のほうが幸せ。私のポジティブ思考は、マイナスがあったからこと培われたものなのです。p.179

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毎日の家事やごはんづくりは、

日々の慌ただしさの中で

ともすれば

大変に感じることも多々あります。

けれど

健康でいること、

笑うこと。

おいしいものを食べること。

人生で大事なのは

確かにこういうシンプルなことなんだよね。

改めてそう気付かせてくれる本でした。