ヨシタケシンスケさんの絵本、『にげて さがして』

何度も読んでいる絵本。

わが家、

実はあまり絵本を持っていません。

60平米2LDKに６人で暮らしていること、

図書館によく通っていることもあり

子どもが成長したら

絵本を手放し、

学習漫画を買ったら

絵本を手放しとしていたら

数年で半分くらいになりました。

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そんな中でも

持ち続けている絵本の１冊は

ヨシタケシンスケさんの

『にげて さがして』。

以前もご紹介したことのある絵本なのですが

この絵本、本当にお気に入りです。

と言うのも

子どもに知っておいてもらいたい

大切なことが詰まった本だから。

世の中にはいろんな人がいること。

そして

想像力を使うことが苦手な人がいること。

想像力を使うことが苦手な人は

人にひどいことを言ったりしたりする、

と言い切っています。

そういう人にひどいことをされたら

逃げて、自分を守らなくてはいけないということを

教えてくれます。

そしてまた、

自分を分かってくれる人、

守ってくれる人を探すことも大切だということも

教えてくれる絵本なのです。

こういうことを

子どもに教えてあげることは

とても大切なことだと思っています。

残念ながら、

世の中にいる人の全員が

自分にとって

「善い人」というわけではない。

この状況はやばい、

と思ったら

とにかくまずは距離を取ることが必要。

私は子どもたちが

人間関係で悲しい思いをしたときに

子どもたちから話を聞いた後に

この絵本を本棚から引っぱり出して

読み聞かせています。

世の中には

たくさんの人がいること。

あれ？と思ったら

物理的な距離を取ることも

大切だということ。

この絵本の内容を

何度も聴いているうちに

そういう考えもあるんだな、と

子どもたちに

自然に染み込んでいくと思います。

辛辣な現実が描かれているのに

ヨシタケシンスケさんの絵本は

そのイラストで

辛辣さをマイルドにしてくれる。

子どもたちのために

この絵本に出会えて

よかったと思いますし

多くの方に

ぜひ手に取っていただきたいと

心から思う１冊です。

▽生きていくうえで、大切にしたい絵本。

にげてさがして [ ヨシタケシンスケ ]

にげてさがして

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