長女の、卒園式と謝恩会がありました。
卒園式や謝恩会では、保護者から先生方への謝辞があります。
謝辞を任された、お父さんやお母さん。
式の数日前まで、頭を悩ます方が多いのではないでしょうか。
今回、長女の卒園式では、
赤ちゃん組から一緒だった子のお母さんが、謝辞を担当されました。
この方の謝辞が、感動的でした。
というのも、いわゆる例文をつなげたような謝辞ではなかったから。
作り方が上手いなあ、と思ったのは、
卒園児の保護者に「協力のお願い」として、
感謝のエピソードを募ったことです。
今年の卒園児として、先生方へ感謝の気持ちを伝えたい。
そのために、親として保育園や先生方に感謝していること、
嬉しかったことなど、エピソードを募集したのです。
寄せられたエピソードの全てを謝辞に含められるわけではありませんが、
同じ時間を過ごしてきた子供と保護者たち。
そうそう、そうだった。
そうそう、そんな時もあった。
入園から今までを思い出しながら、じっくりと謝辞を聞くことができました。
例えば。
- 登園初日、どきどきしながらクラスに向かったら、初日から沢山の先生に名前を呼んで挨拶してもらえて嬉しかった。
- 迎えに行くと、担任の先生が今日一日の子供の様子を一生懸命伝えてくれた。子供が一日楽しく過ごせたことが伝わってきて、疲れが吹き飛んだ。
- 逆上がりなどできないことがあってもいつも励まして応援してくれ、できた時にはいつも一緒になって大喜びしてくれた。
- 保育園でトイレトレーニングしてくれたことで、家ではほとんどトレーニングをした記憶がないくらい。「子供を預かってもらう」というよりも、子供の成長に合わせて一緒に子育てしてくれる場所だった。
- 子供だけでなく、親の気持ちにも寄り添ってくれた。
というようなエピソードが。
そのクラスであった具体的な内容を盛り込むことで、
「謝辞を読む、それを聞く時間」ではなく、
「共に子供の成長を振り返り、思い出す、感動的な時間」になりました。
私が謝辞を担う機会があれば、
ぜひ取り入れたい作文方法だと思っています^ ^。
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